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「介護事業所における中間管理者層のキャリア形成に関する研究会」

わが国人口の急速な高齢化とともに、求められる介護サービスは質・量ともに、多様化・高度化し、かつ、増大してきています。

また、介護保険法施行後15年あまり経過し、介護サービスを担う事業所数も伸びるなか、他産業からの参入も見られるようになってきています。

他方、介護労働を巡る環境は、低い給与水準などを背景に依然として高い離職率や非正規職員の割合が高く、政府によるさまざまな対策が行われているものの、介護需要を支える人材確保が大きな課題となっています。

こうした状況下、(公財)介護労働安定センターは、介護労働者の確保・定着の促進に資するため、平成20から21年度にかけて、介護労働者の介護サービスを行う上で今後求められる人材層における能力向上及び資格取得並びにキャリア形成の在り方等について研究・検討を行いました。

このなかで、特に人材育成を担う中間管理者(サービス提供責任者やグループリーダー)の指導者の育成が喫緊の課題とされたほか、中間管理者層としての役割に基づいた研修内容の標準化又はモデル例について提案できるよう公的機関等が中心となって検討していく必要があるとされました。

今般の研究会は、これらの課題等を受け、さらに各種団体の研究成果を踏まえつつ、介護事業所における中間管理者層の管理及び指導に関する資質・能力の向上等に係る検討を行うとともに、その研修内容についての研究・検討を行いました。

今般、この研究結果を最終報告書として取りまとめましたので、その内容を次のとおり公表します。

介護事業所における中間管理者層のキャリア形成に関する研究会報告書