公益財団法人介護労働安定センターでは、グループホームと特別養護老人ホームのユニットケアで働く介護労働者1,250名を対象として、下記のとおり「介護労働者のストレスに関する調査」を実施し、有効回答580件について分析を行いました。
介護労働者の離職率の高さが指摘されているが、就業継続を困難にしている一つの要因として、介護労働者に特有の身体的・精神的ストレスがあると考えられる。このため、本調査は、利用者と生活を共にする形でケアを行っているグループホーム及びユニットケアに取り組む特別養護老人ホームに勤務する介護労働者が仕事上で感じるストレスの実態を把握し、事業者の雇用管理体制との関係、解決方法等について明らかにし、今後の介護労働の職場環境整備の基礎資料とすることを目的としている。
全国のグループホーム、ユニットケアを持つ特別養護老人ホームの中から、それぞれ150施設、100施設を無作為抽出し、これを調査対象施設とした。次に、調査対象施設では、週当たり所定労働時間の長い介護労働者(ただし労働時間の半分以上を直接介護の携わっている者)5人を調査対象者として、調査票を配布するよう依頼した。なお、調査票の回収は、率直な回答記入となるよう、回答者各自により返送するよう依頼した。
平成17年2月23日(火)~3月9日(水)
調査対象者数は1,250件、有効回答数は580件、有効回答率は46.4%であった。